NPO法人ふれあいまちむら興し塾 学生会員
Green Tourism実体験in相模原市藤野町合宿奮闘記
【草食系男子2年生と肉食系女子1年生のパワー全開】
 ◎ 農園作業・バーベキュー写真
 ■ 合宿までのプロローグ

  9月28日と29日とグリーンツーリズムを実体験する合宿だ。

  そもそもこの合宿の企画はNPO法人ふれあいまちむら興し塾(通称:まちむら
 興し塾)の活動拠点としての神奈川県相模原市藤野町で、年間の行事として予
 定されていたが、延び延びになっていたものだった。

  2年生が主導で2年生なりに計画は進められていたようだが、なかなか実行で
 きずにいた。業を煮やした1年生肉食系女子軍団が「先輩はあてにならない」と、
 いきなり「合宿の前に藤野町を下見したい」との申し入れのメールで飛び込んで
 きました。

 急遽、藤野町経済環境課の山崎さんに受入のお願いをして9月4日に、1年生を
 代表して2人で藤野町を訪問することとなった。
 
  当日、山崎さんのご案内で、野菜収穫の受入場所となっている沢井地区の高台
 に獣被害防止の電気柵で囲まれた約2000へーべの大日野原農園(おおひのは
 ら)を見学、和田の里体験センターでうどん打ち体験をさせてもらい、ネギ、取り立
 てのしょうが、擂り下ろしのゆずを薬味に打ち立てうどんを堪能。

  食後は朝日新聞「にほん里100選」に選ばれた、茶畑を見渡せる和田の風景、
 ゆずの郷といわれるゆず畑などを見学、藤野町のすばらしさをたっぷりと受け止
 め、満足した1日となった様子だった。

 下見をきっかけに、1年生がリーダーシップを発揮、大学の夏休み終了間際の9
 月28日と29日で合宿することが決まり、2年生の男子をひきずりこんだという構
 図となった。

  合宿のプログラムには、「農作業をやってもらいますよ」の投げかけに1年生の
 女子学生は、二つ返事で「喜んで」という言葉が返ってきて、びっく りするやら嬉
 しいやら、頼もしい言葉として、運営者としては「それなりの覚悟をしなければ」と
 ずっしりと受け止めざるを得ませんでした。

  宿泊は、藤野町のまちむら興しの一環として民泊の受入の意向もあったので、
 テストケースとして、学生達を民泊として受入をしてみたらという提案をした結果、
 受入先を探してもらうこととなりました。

 ■ 合宿 記録

  9月28日10時 晴れ 

 中央線の藤野駅に東洋大学観光学科2年生の草食系男子2人と1年生の肉食
 系女子4人が集合。
  28日当日、駅までお迎えにきていただいた、藤野町の経済環境課の永井さん
 のご案内で、藤野駅から車で約10分にある、7月に販売された新市民農園方式
 「宿・借農園」の農園の、相模湖を見下ろせる葛原 (とずらはら)農園に到着。

 「宿・借農園」の農作業の指導のリーダーの佐々木さんに来ていただき、指導をし
 てもらうこととなった。

 先ずは、農園の草取りからだ。
 7月からスタートした農園では2回ほどの草取りをやったが、草の成長が早く追い
 つけない状態だった。

 早速、学生達は腰をかがめ草を取り、慣れない手つきで、すきを使い草の根を掘
 り起こし、若者らしく元気よく、和気藹々と、もくもくと手を休めず作業を続ける姿は
 迫力満点の光景だった。

  12時が迫る頃になると、畑のあちらこちらで上がっていた元気な声もほとんど
 聞こえなくなった。

 「よし、やるぞ」と気合い十分で乗り込んできたものの、現実の炎天下での作業と
 のギャップに戸惑っているように見えた。

 総勢8人かがりで、午前中いっぱい、草取り作業となった。
 2区画160ヘーベ分の草取りがほぼ終了したのを機に、昼食タイムとした。

 午後はいよいよ種まきだ。
 草取りが終了した畑をすきを使い掘り起こし畝作りだ。

 佐々木さんが先ず、すきの使い方の手本を示した後に、男子松本君がすきを使う
 作業に挑戦。

  すきを入れる腰の向き、角度が違う。思うように掘れない。何度も佐々木さんが
 手を取り、指導をするがなかなかうまくいかない。
 
 しばらくすると三井君にバトンタッチしていた。

 気が付くと盛り上げた畝がくねくねと曲がっていた。

 次は、畑に肥料蒔きだ。これは女子の担当。
 その間も草取りは続く。

 肥料を蒔いた所から、マルチ(草がはえないように、種の植え付けができる穴が開
 いた畑を覆うビニールシート)を敷いていく。
 この作業も簡単なようで、難しい。

 マルチが風に飛ばされないように畝の端と端を土に埋める。
 マルチの上に20センチ間隔くらいで、マルチの穴をふさがないように上に重しとし
 て土を乗せてゆく。

 次は、いよいよ種まきだ。
 この種まきも、知恵が必要だ。

 佐々木さん直伝。畑の傾斜を考え、雨で流されにくい種類を考えながら、畝ごとに
 種の種類を決めるとのこと。

 この日は、大根2種類、チンゲンサイ、ホウレンソウを蒔き、にんにく、らっきょうの
 植え付けなど10種類くらいの種まきが完了。

 マルチの穴の中、3粒ずつ蒔いて、蒔いた上から土をかぶせ、最後はマルチの両
 サドを足で踏み固めて、種まきの作業は終了。

 疑問、なぜ3粒ずつ同じ穴に蒔くの?
 答え、3粒が育ち苗になった時に、一番元気に育ったものを1本選定し、その苗を
 育て、収穫する。
  従って種まきして3週間後に、間引きの作業が必要となる。

 本日の作業は15時30分に終了。お疲れ様でした。

 しかしながら、農作業は始まったら収穫まで止められません。
 前述のように、次の間引きと草取り作業が3週間後に迫っています。

 この間引きと、定期的に行わなければならない草取りの作業を、学生6人は口を
 揃えて「絶対、やります」と固い決意を表していました。

 農作業終了後には、相模原市営温浴施設「藤野やまなみ温泉」で汗を流し、宿
 泊先の和田の里みちくさの会代表の小林満さん宅に向かいました。

 夕食はワイルドにアウトドアでの炭焼きバーベキューだ。
 地元の素材が並び、夜が更けるのを忘れ、総勢11人での団らんが続きました。

 合宿2日目30日の午前中は、グリーンツーリズムの現状と就農人口の減少に歯
 止めをかけられる魅力ある農業の一環として、グリーンツーリズムの効用などの
 講義と『まちむら興し塾』の活動方法などの講義を実施。

 昼食には、そば打ち未経験者も加わり、小林さんの指導でそば打ち体験をし、打
 ち上がったそばをお腹いっぱい試食。

 食後は、昨日農業指導をしていただいた佐々木さんの大日野原農園の畑で、小
 大根、葉物の収穫と熟したミニトマトを味わい、最後は、里芋掘りをした里芋をお
 みやげにいだきました。

 山崎さんにわざわざ八王子まで送っていただき、最後までにご面倒をおかけしま
 した。

 そして、あっという間の2日間が終了しました。

 ■ 合宿奮闘記 エピローグ

 
  この合宿で得られたものは、藤野町経済環境課の皆様の心づくしのご支援と、
 地元の佐々木さん、小林さん方との温かなおもてなしをいただき、交流が深めら
 れたことと、まちむら興し塾の活動を担う原動力として、草食系男子学生として気
 弱に見えた2年生の心に秘めた熱意があふれていたことの発見、肉食系女子学
 生の1年生のますますの熱い想いを見せつけられたことなど、などたくさんの収穫
 がありました。

  これからは、若干ぎくしゃくしていた1年生と2年生の連携により、まぶしいくらい
 のパワーで、収穫までに何度も通って来なければならないプレッシャーを克服して
 収穫の喜びを同じ次元で噛みしめてもらえることを願うばかりです。

 最後に、この度のNPO法人ふれあいまちむら興し塾の合宿にご尽力、お力添え
 をいただきました、皆様に深く感謝申し上げます。

 ■ 葛原(とずらはら)農園での作業
葛原(とずらはら)農園に到着 作業前の農園
草取り開始 厚木市より視察団が 厚木市の視察団から質問が
マルチ敷き 真っすぐに 敷いたマルチの間の除草
水はけを考え、マルチ横の溝掘り ひたすら草取り
蚊取り線香を腰に 指導員佐々木さん 佐々木さんと談笑
敷いたマルチの穴に種まき スキを使って畝(うね)起こし
種まき 種まき
へっぴり腰で耕作 種まき
 作業終了後 大健闘の東洋大学生 
  後松本君、三井君 中央 中村さん、島田さん、前列川上さん、竹之内さん
夜、小林さんた宅でBQの火起こし 焼いています
お世話になりました。小林さん BQに舌鼓
帰り際、大日野原農園で里芋収穫 プチトマトを試食

●□●■○■●□●■○■●□●■○■●□●■○■●□●●
グリーンツーリズム・エコツーリズム関連の町村情報大歓迎 !!
  お便りをお寄せ下さい
  E−mail:ls−plan@lapis.plala.or.jp
 グリーンツーリズム・町村興しアドバイザー
   有限会社LSプランニング 代表 長坂克巳

●□●■○■●□●■○■●□●■○■●□●■○■●□●●