体験型観光リーダー養成講座

第5回 着地型旅行商品造成実践ワークショップ


 主  催 財団法人グリーンふるさと振興機構
 協  力 茨城県
 事業受託 株式会社JTB関東  

 講師 有限会社LSプランニング 代表 長坂克巳

  期 日  2013年 1月30日(水) 10:00~

 場 所  財団法人グリーンふるさと振興機構 会議室


   本日の参加者は8名 

  日立市観光物産課大間地さん、
  ひたちいきいき百年塾会田さん、
  たかはら自然塾の栗原さん、、石井さん他2名
  夢ひたちファームなか里 梶山さん
  グリーンふるさと振興機構 宮田参事

  
 
 旅行商品造成から販売促進まで
  1.受け入れ体制作り

    キイーワード

    ◎ 広域・共生
    ◎ オリジナリティ
    ◎ 交流(ふれあい)


  2.コーディネート・プロデュース 
    1)インストラクター・ガイド付き

    2)場所(対象とするエリア・施設)
       a)アクセス
      b)安全性
      c)清潔:トイレ・水場の確保
      d)収容能力
      e)設備

    3)時期・時間帯

     4)対応人数
      a.安全
      b.スキルが高い
      c.ふれ合い・交流

     ※小グループ、2名のお客様への対応

  3.受入施設・エリアの確定 
     a.セールスポイント
     b.対象客層
     c.設定期間・時期
     d.所要時間
     e.催行人員
     f.料  金 競合先との比較、適正
     g.アクセス
 
  4.企画・具体的商品化へ 絞り込みのポイント 
    1)内容決定 商品名
    2)販売促進体制
       a.ターゲット
       b.日帰り、宿泊向き
       c.セールス先
       d.セールスツール
  5.旅行業者との協定 
    1)申請
      ① 営業許可証 (保健所登録書)
      ② 保険証書  1事故7,OOO万円以上

    2)協定手順
      ○ 協定料金 観光券・食事券契約の場合3年毎、約5万円
      ○ 送客手数料 観光券の場合、消費税込販売金額の1 5~1 7%
      ○ 企画参画料 企画内容、掲載幅によって1企画1回5約万円位~

    3)精算方法・窓□
     1)当日お客様ないし添乗員が持参するクーポン券・バウチャー
     2)企画造成個所へ所定書式にて請求書送付 → 銀行振り込み 
 
 
  【本日の検討事項】 
  1.基本プログラムと料金の確認 
     日帰りツアーの場合、目的地での滞在時間はせいぜい3時間。
     多くて5時間。
    
     この時間内で、茨城県北エリアに行くと、こんなに楽しい、魅力的な、
     プログラムがあるぞと注目してもらえるかが目的地選定の勝負。
       1)たかはら自然塾        ホームページ

       たかはら自然塾選定の目的   

       (1) 茨城県、日立市で地域ブランド品化を目指し、養殖をしてきた
         「かじか」を表に出す。
       (2) 施設の認知、宿泊施設を含めて、利用促進に繫げる。


 プログラム  内 容  料金
 ① かじかの串焼き   お客様が串に刺し、焼く  1本500円
 ⇒
高いという評価
 ② そば打ち   けんちん汁 or ざるそば

 お客様にご満足頂ける内
 容を検討する
 リースーナブルな料金を検討する。
 ③ 紙漉き Option    2枚 600円
 ④ かじか養殖場見学     
 
       2)夢ひたちファームなか里   ⇒ ホームページ
        年間通して、稲、野菜・果樹栽培、ピザ焼き体験などの他
         ふれあい・交流をテーマとした、こだわりの各種プログラム・
       イベントを展開。 
         プログラム : ふれあい農業体験  2時間以上の体験
        ◎ 単なる収穫体験だけでの受入はしない。
        ◎ 料金の目安は@1,000円(手数料込・事務費込)     
 3)海関連プログラム
       茨城県北に行きたいと思わせる、重要な要素に、海のイメージは
       欠かせません。
         前回視察に行った、「ひたちお魚センター」での干物開き教室、
       その他、実施可能な施設、組織を探し、何とか、一連のプログラ
       ムに組み込む必要がある。 
   
       日立市観光物産課大間地さん、ひたちいきいき百年塾会田さんが
       協議、漁協などと折衝して、その結果を次回、2月27日のワー
       クショップに提案てぎるようにする。       
  2.造成後の課題
              1)受入窓口
   現状から判断して、財団法人グリーンふるさと振興機構が3年後統
   合予定となっており、たかはら自然塾が窓口になるのが望ましい。
   持ち帰って検討する。
 2)協定の必要性
   JTBの体験プログラム団体用旅行商品『体験の達人』に掲載に当
   たって、食事提供の場合には、協定が絶対必要条件となる。

   そのためには、たかはら自然塾が協定先とすることとなる。
  
   協定に当たっての「日立市の指定管理者」の位置づけで、果たして
  市の認可が出るか、また協定費の捻出の問題もある。
 
   持ち帰って検討する。
 
  3.販売促進 
    『体験の達人』に掲載されたからといって、だまっていて送客がある 
     ということはあり得ない。

     販売促進費の捻出が重い課題となるが、販売促進活動は絶対必要条件
    となる。
          1)インターネット掲載
    各施設、県、各地区観光協会
 2)パンフレット作成 
   紙媒体はどうしても必要ツール 
 3)ノンペイパブ 
   新聞社、ミニコミ誌、あらゆる媒体を探し出し、掲載して頂く 
 4)セールス活動 
   JTBの主要支店への訪問販売は不可欠
   
  現実的なプログラムを立ち上げるまで組織内の調整、経費負担 などの課題
  が多く、深刻な面持ちです。
  
夢ひたちファームなか里梶山さんが用事で帰られた後、全員で
皆さんすっかり溶け込んで、真剣に協議をして頂きました。
 

   次回、第6回ワークショップの予定

  2013年2月27日 

   最後のワークショップとなり、上述の課題が山積しており、果たして完
  成までたどり着けるかの心配がありますが、何とか、皆様の叡智を集結し
  商品として世に出せることを願って止みません。

 
   ① シニア・一般向け 特産「かじか」を材料にした料理

      素材選びの最初に、シニア・一般向けの料理の検討の結果、
    
     他の地区には無い、素材として日立市の「たかはら自然塾」で取り
    組んでいる、養殖の「かじか」に注目。
    
    着旅型旅行商品の第一番目の候補地として、たかはら自然塾を活用し
    て、かじか料理+αで商品化を検討してみることにしました。

  ● 宝探しの選択のポイント
 
 ◎ 日帰りの場合、滞在時間は昼食含めて、通常平均4時間以内
 ◇ 他地域より誇れる、アピールできる内容・形のもの
 ◇ 是非とも、紹介したい内容・形のもの

 ◇ 普段さりげなく、見過ごしている花、木、動物、昆虫、自然、産品、
   生活習慣、施設、名所、祭事、行事など、身の回りのもの、道ばたを
   見渡し、改めて地域以外の人の目で見直してみると、あたらしい発見
   につなげたい・・・・。

    ① ひょっとしたらあの食材を利用して名物料理が作れないか
    ② 昔、使っていた道具、話をしていた伝統行事などの復活
    ③ ここは教えたくない穴場、是非、行く価値があるお勧めスポット
    ④ 昔から歴史を刻んできた、伝統産品・食・菓子
    ⑤ 隠れた匠の技 陶芸・工芸・木工
    ⑥ おばちゃん自慢の田舎料理、隠れグルメ

  ● 目指す客層

    ① シニア層
    ② 家族連れ
    ③ 女子会

 
茨城県北 名産品 
   
 大子 りんご  那珂川 鮎  常陸牛  久慈そば
     
 巨峰 久慈鶏   納豆  北茨木市シラウオ
 

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